2024.12.17 更新

EPISODE 11

アルマイトの発注先を決めるポイントは?事前に検討すべき6つの重要な事について解説

アルマイト加工(陽極酸化処理)は、アルミニウム部品の耐久性、耐食性、装飾性を向上させるための重要な工程です。以下は、アルマイトを発注する前に検討・確認すべき重要なポイントを解説しています。

博士!
アルマイトを発注先を選定する前に検討・確認すべき大事なポイントについて解説お願いします。

アルマイトは、アルミ部品の耐久性、耐食性、装飾性を
向上させるための重要な最終工程だから、事前の準備が大切じゃ!

1. 用途と目的を明確にする

アルマイトにも様々な種類がありますよね?

用途や目的に応じて最適なアルマイトは違うので注意が必要じゃ!

様々なケースに対応出来るメーカーを選定することが大切ですね。

その通りじゃ!メーカーによって得意・不得意がある。
例えば硬質が得意とか染色が得意とか

アルマイトの目的というと代表的な事は以下の4つ位でしょうか?

  1. 耐久性(硬度)
  2. 耐摩耗性
  3. 装飾性
  4. 耐食性

これら4つの目的を高いレベルで全て満たす事は困難だからどの程度のスペックが必要なのかは事前検討が大事なのじゃ!

目的を明確にする事が最適なアルマイト選びの一歩ですね。

2. 図面や仕様書の準備

目的が明らかとなったら以下の項目について検討しておくと良いぞ

  1. アルミ合金の材質や成型・加工方法
  2. 仕上がりの希望:色や面粗さ
  3. 皮膜不要箇所の有無:マスキング
  4. 皮膜の耐久性能:防錆・硬度・潤滑性

これらが明らかになれば具体的な相談ができますね

3. 材質の検討

材質選びは奥が深く製品コストへの影響も大きいのでもう少し詳しく説明をお願いします。

確かにアルマイトの種類によっては相性が悪いアルミ合金もいくつか存在する

例えば、赤色や金色などで外観製品として使いたい場合はADC12材はシリコン含有量が多いので、完全にアウトですね。

色だけの問題では無く厚膜対応が難しい材料もある。
純アルミ等の1000番系の材料ならば厚膜・染色も相性が良いが、強度(靭性)に難がある。
2000番や7000番系のジュラルミン系の材料は高強度だが厚膜のアルマイトには不向きじゃ。

必要十分な素材選びは困難を極めますね。

材料情報を事前に伝えて相談する事で理想の条件を満たす事が肝心じゃ!

4. 試作の依頼

最初の発注や、重要な部品の加工の場合、
試作処理を事前にオーダーすると良い。

たくさん生産する前に仕上がりを確認して
色味や膜厚を調整してトラブルを事前に回避する事も出来ますね

5. メーカー選定

アルマイトは技術の差が仕上がりに大きく影響する

試作の出来栄えも大事ですが、
過去の実績や品質保証体制・納期対応についても確認が必要ですね。

これらは工場見学を行って実際に確認すると良い。

6.コストと納期の相談

そろそろ最終段階ですね

最終確認を怠ってはならん!
最後に以下4点の重要な事についてメーカーと取り決めを行う事で適正な取引を開始できるのじゃ!

見積り内容

単価はもちろんの事、条件や不明な事についてもしっかり確認が必要じゃ!

緊急時の対応

あっては困るが予期しないトラブルが発生した場合の対応についても
事前に話し合っておくと何かあった時助かる事がある。

発注ロットの擦り合わせ

アルマイトはバッチ処理なので治具取付数に対して端数が出ると効率が悪い。
理想は処理数と通箱の収容数の最小公倍数じゃ!

ということは、例えば治具に12個付けられる製品で
通箱の収容数が8個の場合最小発注ロットは24個とすれば輸送費も処理費もロスが出ないということですね?

大量生産時のリードタイムや大幅減産時の取決め

基準となる生産数が市況により増減した場合についても
事前の取り決めが大事なんじゃ!
毎日1000個発注と100個では生産効率・リードタイムも大きく変ってくる

7.まとめ

アルマイト加工は細かい仕様や素材特性によって仕上がりが大きく変わるため、

事前の準備が非常に重要です。 目的や仕様を明確に伝え、信頼できる専門メーカーと連携することで、最大の成果が得られます。

アルマイト加工の発注を成功させるために、ぜひこの記事を参考にしてください!

アルマイト処理に関する相談お問い合わせは是非、

(株)ミヤキまでご連絡下さい。経験豊富なスタッフがご希望に沿うアルマイト処理を御提案致します。

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