2023.10.27 更新

アルミとアルマイトでSDGsに貢献

アルミニウムのリサイクル性

アルミニウムは言わずと知れたリサイクル性に秀でた金属です。

アルミニウムはボーキサイトという鉱石から精錬されます。

この精錬の工程は膨大な電力を使った電機分解によりアルミニウムになります。

因みに1tのアルミニウムを精錬する為には20,000kwh以上の電力が必要と言われています。

 

しかしアルミのスクラップから1tのアルミ地金に再生する為のエネルギーはたったの600kwh弱程度(約3%)でアルミ地金を作る事が出来るのです。

 

アルミニウムは破棄され放置されない限り何度も溶解加工を繰り返し循環します。

環境にやさしいアルミとアルマイト

アルミニウムは日本国内で年間約400万トン消費されていますが、そのうち約4割は再生アルミが使われていると言われています。

異種金属を圧入、接着して分別困難なアルミ製品もリサイクル可能ですが、不純物除去の工程(溶解し攪拌しアルミのみを抽出)が別途必要となります。

例えば軸受けにベアリングを圧入した製品も潤滑性アルマイトの潤滑作用で軸受けにすれば、リサクル時のエネルギーロスも少なくなります。

というのもアルマイト被膜の主成分はアルミナですから溶解すれば純度を損なう事も少なくアルミに戻ります。

精製時のエネルギーロスの効果だけでは無く、鉄やSUS等の比重が高い金属を使わない事による軽量化のエネルギーロス低減効果も期待できます。

これらの事からアルミ+アルマイトは持続可能な極めて環境負荷の低い製造過程と言えます。

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