2026.03.17 更新

その色、本当にカシマコートですか? ― 色だけを模倣した処理に注意―

カシマコートと似た色調のアルマイト処理品がWEB上で見られますが、 色が似ていても性能が同等とは限りません。 本記事では、カシマコートの本質と類似処理との違い、 品質リスクを防ぐためのポイントを解説します。

1.海外で評価されるカシマコート

当社のカシマコートは、潤滑性を付与した特殊アルマイト処理として、

国内外の輸送機器分野をはじめ、

多くの産業分野で採用されています。

無給油環境や過酷な温度環境でも安定した摺動性能を発揮する点が評価され、

海外からの引き合いも増加傾向が続いています。

2.インターネット上で見られる「類似色」の処理

近年、インターネット通販サイト上や海外サイトにおいて、

カシマコートと似た色調のアルマイト処理が紹介されているケースが散見されます。

外観が似ていることで、

「同じ処理なのでは?」

と誤解されることもあります。

しかし――

カシマコートは“色”で規定される処理ではありません。

3.カシマコートの本質は“皮膜構造”

カシマコートは単なる着色アルマイトではなく、

  • 特定条件下で形成される皮膜構造
  • 二硫化モリブデン由来の潤滑機能
  • 皮膜の基底部から二硫化モリブデンを析出させるプロセス
  • 長年蓄積された品質管理ノウハウ

これらを全て満たして成立する処理です。

色調が似ていることと、性能は全く別物です。

カシマコートの独特の色調は結果であって、

その本質は潤滑性能を発揮する皮膜構造です。

4.色だけを模倣した処理で起こり得るトラブル

外観だけが似ている場合、

以下のような問題が発生する可能性があります。

  • 摺動抵抗のばらつき
  • 摩耗寿命の短縮
  • 低温環境での性能低下
  • 異音や焼き付き
  • 偏摩耗によるカジリとガタつき

特に輸送機器や産業装置用途では、

表面処理の違いが重大な事故に直結します。

5.カシマコートご指定時のお願い

カシマコートをご採用いただく際は、

「株式会社ミヤキ施工のカシマコート」

と明確にご指定ください。

また、仕様確認や技術データが必要な場合はお気軽にお問い合わせください。

カシマコートについては

(株)ミヤキ公式HPのこちらのページ

https://www.kashima-coat.com/products/kashimacoat/)で詳細説明しております。

外観ではなく、性能で判断できる情報をご提供しています。

6.よく見かけるパターン

通販サイトで見かける極端に安いカシマコート

インターネット上では、カシマコートと似た色調の処理が施された部品が、海外通販サイトなどで極端に安価で販売されているケースが見られます。

外観が似ていることから「同じ処理ではないか」と思われることもありますが、

色が似ていることと性能が同等であることは別の問題です。

 

自転車サスペンション部品でFOX社以外の製品

また、自転車サスペンション部品の分野では、カシマコートはFOX社と独占契約となっています。

そのため、FOX社以外の自転車サスペンションで「カシマコート」や「Kashima」の

名称が使用されている場合は、正規のカシマコートではありません。

カシマコート処理された製品はモリブデンが皮膜に浸漬された茶色系になります。

現在、カシマコート色を真似したアルマイト染色部品が出回っている様です、

カシマコート処理された部品かをご確認ください

※Kashima-CoatのLogo印刷の有無も見分け方の一つです。

外観や名称だけで判断せず、処理元や仕様の確認を行うことが重要です。

以下のようにミヤキ公式FACEBOOKでも注意喚起させて頂いております。

実際の注意喚起事例

https://www.facebook.com/photo.php?fbid=1946014602108372&id=872693829440460&set=a.872864186090091

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