2025.06.24 更新
課題解決
その加工委託先、見直しのタイミングかも?委託先を見直すべき5つのサインとは?

アルミの加工や表面処理の委託先、特に理由も無く長年同じ業者にお願いしていませんか?
「特別トラブルがなければ変える必要がない」と思いがちですが、知らず知らずの間にコストや納期、品質トラブルの原因になることもあります。
今回は、見落としがちな加工委託先を見直すべき5つのサインを紹介します。1つでも当てはまれば、見直しのタイミングかもしれません。
Index目次
1.品質トラブルが増えている
- 「受け入れ検査でのNGが増えている」
- 「再加工や返品対応が頻繁になった」
こうした問題が時々でも出ていれば、品質管理体制が要求レベルに追いついていない可能性があります。
“いつも通り”の委託先でも、いつまでも安心とは限りません。
2.納期遅れが目立つようになった
- 「最近、納期がギリギリ」
- 「納期遅延でラインが止まりそうになった」
納期遅れは自社の生産計画に直結する重大なリスク。
繁忙期や人手不足など、突発的な事情にも柔軟に対応できる委託先が求められます。
3.技術提案や改善提案がない
- 「加工方法について相談しても提案がない」
- 「ずっと同じやり方で進化が感じられない」
ただ依頼したことだけを“こなす”だけの委託先では、改良やコストダウンのチャンスを逃しているかもしれません。
パートナーとして共に改善に取り組めるかどうかも、選定の大きな基準です。
4.コストの妥当性が不透明
- 「見積もりの根拠が不明瞭」
- 「他社と比べると高い気がするが、内訳の説明をしてもらえない」
高精度で管理レベルが高いとコストが高くなるのは当然ですが、価格は安ければいいというものではありません。納得感のない見積りは信頼関係を損ねます。
説明責任を果たしてくれる委託先かどうか、精査しましょう。
5.社内で“我慢”している空気がある
こうした“惰性”が最も危険です。
見直さないことが最大のリスクになっていないか、社内で今一度振り返ってみてください。
まとめ
今お願いしている加工委託先に発注を継続する具体的な理由が見つかりますか?継続する理由があれば良いのですが、理由が見つからなければ、見直しの検討を始めた方が良いかもしれません。