2023.10.26 更新

アルマイト屋のデジタル化へのチャレンジ

製造業と言うと、デジタルとは縁遠いイメージを持たれがちですが、実は製造業のアナログ的な事ほどデジタル化を進める意義があるのです。
特に、アルマイト処理はベテラン職人の勘やコツが出来栄えを左右するもので、ミヤキが最初に取り組んだデジタル化は遡る事35年前、1988年に時代に先駈けて先人達が全自動アルマイトラインを開発・設置した事から始まりました。
この全自動アルマイト処理ラインは優秀で、昭和・平成・令和と3つの時代を経て正常進化し、今日も日々休まず稼働を続けております。

全ての工場に設置されておりミヤキの心臓部とも言えます。

全自動アルマイト装置の特徴として、アルマイト処理の肝ともいえる電流・処理液・時間等の繊細な諸条件を全てデジタル技術で管理するので、作業者の習熟度に影響されない高品質なアルマイト製品を大量に提供できるようになりました。その後、2010年代には生産管理システムともリンクし、仮に品質的な問題があったとしてもトレーサビリティが取れるように進化しました。

全ての製品の情報がこのシステムで管理されます

2022年には、コロナ禍で行動制限が叫ばれる状況下に地方の中小企業の表面処理メーカーでは珍しく、バーチャルファクトリーツアーを公開致しました。

世界のどこからでも24時間ミヤキのアルマイト工場が見学出来ます。

そして、2023年にはオウンドメディアを手探りで公開するに至っております。
同時に永らく更新が滞っていたコーポレートサイトも刷新致しました。
こうして、我々ミヤキはデジタル技術を活用しオンラインで世界中のお客様と常に繋がる為、日々チャレンジを続けております。
この他にも、従業員の労務管理のデジタル化等も2023年から始まっております。10年後には工場内はロボットと設備だけになっているかもしれません。
その頃には、オウンドメディアもAIが作っているかもしれません。

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