2025.08.19 更新

ミヤキの「アノダイズカラーサンプルチャート」が完成しました!

このたび(株)ミヤキでは、これまで説明が難しかった「アルマイトの色調の違い」を、視覚的・直感的に比較していただけるよう、実物素材に処理を施したカラーサンプルチャートを作成しました。 処理サンプルは、展伸材・ダイカスト材ともに幅広い材質に対応。 多種多様な表面処理と膜厚を比較できる構成になっており、 設計時や顧客提案の参考資料としてご活用いただけます。

1.アルマイトの色、発注前に確認出来ますか?

アルミニウム表面処理の代表的な手法であるアルマイト処理(陽極酸化処理)は、

その高い耐摩耗性・耐食性・絶縁性といった機能性だけでなく、

装飾性にも優れているのが特徴です。

しかし、設計や打ち合わせの場面で

「このアルマイト、実際どんな色になるの?」

と聞かれて、説明に苦労してきました。

実際、アルマイトの発色は材質や膜厚、染色の有無、処理条件によって大きく異なります。

そのため、口頭や図面だけではイメージしにくいことが多いのが現実です。

そこで、実際のアルミ合金に処理した「カラーサンプルチャート」を作成しました。

2.サンプル内容のご紹介

▼展伸材サンプル(A2017、A5052、A6061、A6063、A7075)

 

▼ダイカスト材サンプル(ADC12:切削面)

▼カラーチャート

※あくまでサンプルの色味は「目安」であり、 実際には素材の成形方法や仕上げ加工熱処理の状態でも色調に若干の差が出る事があります。

また、お使いのモニター設定、環境(照明等)により実際と色味が若干異なる事がございます。

 

3.用途や材質ごとの「仕上がりの違い」を可視化

このカラーチャートの特徴は、異なるアルミ合金素材ごとに処理を比較できる点です。

たとえば…

  • A5052とA7075で、同じ処理をしても仕上がりの色が違う
  • 膜厚20µmと10µmで、色の濃淡が変わる
  • ADC12材では、展伸材とは全く違う色調になる

といった、実機や試作前では分かりづらいポイントを、実物比較で確認可能です。

設計・営業・現場、それぞれに活きる“共通認識”のツールとして

このカラーサンプルチャートは、設計段階での色味・処理選定の参考、

お客様との打ち合わせ用サンプル、現場での指示・確認時の参考資料として、

さまざまな部門でお役立ていただけます。

4.現物確認をご希望の方はお気軽にお問い合わせください

このカラーサンプルチャートは、実際の処理仕様の選定や事前のイメージ共有をスムーズにするツールとして、

今後さまざまな現場でご活用いただけることを目指しています。

ご希望のお客様には、現物のご案内も可能です。

お客様の所在地にもよりますが、ご訪問させて頂いてご確認頂く事も可能です。

ご希望の際はミヤキ技術営業部まで、ご相談ください。

お問い合わせはこちらから(問合せリンク)どうぞ。

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