2024.11.13 更新

アルマイトの硬度は〇〇相当!わかりますか?詳しく解説!

アルミニウム製品を扱う際、よく耳にする『アルマイト』。しかし、アルマイト処理によってどの程度硬度が上昇するのか、具体的な数値や○○相当が気になる方も多いのでは無いでしょうか?今回はアルマイトの硬度について「どの程度の硬さになるのか」を解説していきます。

Ⅰ.そもそもアルマイトとは?

アルマイトとは、アルミニウムに酸化皮膜を施す処理のことで、「陽極酸化処理」とも呼ばれます。この処理を行う事でアルミニウム表面に酸化アルミニウム(Al₂O₃)の層が生成され、耐食性や耐摩耗性が向上し、様々な産業や製品で活用されています。美しい色合いを持たせられるため、装飾品にも良く使われる技術です。

Ⅱ.アルマイトの硬度はどのくらいか?

さて、気になるアルマイトの硬度ですが、アルマイト層の硬さはビッカース硬度でHV200~HV300位です。普通鋼と呼ばれるいわゆる鉄の硬度を軽く超える程の硬さがあります。

硬質アルマイトは通常のアルマイトの硬度よりはるかに硬くHV400以上に達します。

硬く耐久性が高く高価なイメージがあるステンレスの素材硬度とほぼ同等程度の硬度です。

 

Ⅲ.まとめ

アルマイトは、アルミニウムの表面に硬い酸化アルミニウムの被膜を形成する事で、その硬度を高めます。標準的なアルマイトの硬度はHV200~300程度ですが、硬質アルマイト処理を施す事でビッカース硬度400以上に達し、さらに高い耐摩耗性を持ちます。これにより、アルマイト処理は多くの産業で摩耗や腐食に強い部品が求められる場面で広く活用されています。

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