2024.04.23 更新

ATトランスミッションの滑らかな摺動を約束するアルマイト

自動車の構成部品の中でも有数の複雑さで繊細な部品にATトランスミッションがあります。車速やエンジンの回転数に応じて複雑に入り組んだ油道をバルブスプールで切り替え変則比を自動的に切り替える機能を備えたトランスミッションでは耐摩耗に優れたバルブボディーとバルブスプールが必要とされます。

①求められる機能

車両の走行中常に変速がスムースに行われるのはバルブボディー内のATF(オートマチックフルード)の油圧がバルブスプールによって正確にコントロールされているお陰です。バルブボディー、バルブスプール共に高い油圧を常に受けている為、ほんの僅かな傾きや歪があっても偏摩耗を起こします。偏摩耗が起こると変速の正確性が失われギクシャクし走行性能が失われます。

②行った対策

(株)ミヤキオリジナル技術のカシマコート、ミヤキが得意とするHV400前後で管理可能な硬質アルマイトをバルブスプールに施し、バルブボディーにもミヤキが誇るアルミダイカスト専用のMDプロセスを施す事を提案。

➂得られた効果

当初の課題であったバルブボディー・バルブスプールの摩耗が軽減され耐久性及び摺動性能の目標値をクリアしATトランスミッションの長寿命化に貢献する事が出来た。

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