2024.03.08 更新

おしえて!ケミスとトリー

EPISODE 01

最強の表面処理登場

教授!大変ですっ!
遂に最強の表面処理が判明しましたっ!

やぁ、トリーさん。今日も元気いっぱいだね。
そうかね、ワシが言っていた通り、最強はアルマイトじゃろ?

ハイッ!!
教授のおっしゃる通り、最強はアルマイトです!

そうか、そうか。私の研究も無駄ではなかったということだね。
良かった、良かった……

……どうかしたかね?

教授…おかしな質問ですが……
アルマイトって何がそんなにすごいんですか?

えぇっ!!
今まで知らずに助手やってたの?
仕方ない……改めて教えてやろう……

マジで凄い!アルマイトの秘密

まず、アルマイトはアルミの表面処理では最強の表面処理の一種じゃ。
アルマイトには以下のような5つの効果が期待出来る!
(1)耐摩耗性の向上
(2)耐食性の向上
(3)熱伝導性のコントロール
(4)美観の向上
(5)塗装密着性の向上

5つもあるなんて、なんかズルいですね。

ズルいってワシに言われても困るわい……
なんなら控えめに言って5つじゃ。他にももっとあるぞ。
アルマイト処理で形成される皮膜はとにかく硬度が高く、耐摩耗性に優れている!
そういうことじゃ。

ハイッ!!
こんなに硬ければ鉄の代わりにも使えそうですね!

その通り!
非熱処理の鉄の硬度を凌ぐ硬さも実現できる!

重さは鉄の1/3で、同等以上の硬度を出せるなんて
マジで最強じゃないですか!

興奮するのはわかるが、言葉遣いは気を付けようね。
次は錆についてじゃ。
この記事『【材料置換で軽量化】重金属からアルミニウムへアルミ化のメリットと注意すべきこと。
』も参考にするとよいじゃろう。

錆びない金属

教授!
アルミって錆びないんじゃないですか?

良い質問じゃ。
誤解されることも多いが、アルミは非常に錆びやすい金属なんじゃ。
アルミには、空気中の酸素と簡単に結合して、とても薄い酸化被膜を形成する特性があるのだ!
この自然にできる酸化被膜のおかげで一定期間アルミは保護されて綺麗に保たれている。

……

あれ?

難しすぎて、気を失ってました……

とにかく、アルミは皮膜ができて錆が悪化しにくいということじゃ。
じゃが安心してはならん‼
自然に出来た酸化膜の耐久性は低く、水や塩分に曝される環境では簡単に破壊され
白いスポット状の錆(白錆)が発生してしまうのだ!
更に放置し悪化するとアルミ自体に穴が開く孔食(こうしょく)と
呼ばれる現象が発生する。ここまで来ると末期状態。
もう使い物にならんじゃろう……

嗚呼、可哀想なアルミちゃん……

トリーさんはすぐに金属に感情移入するのう……
錆びてしまう前なら、アルマイト処理を行う事で圧倒的に強い耐食性被膜を得る事が出来る。

解りました、博士!
事前のアルマイトが肝心なのですね!

そのほかの記事を読む

EPISODE 06 アルマイトはこんなところで使われていたのか!!

EPISODE 05 アルマイトのメリットでいわれる耐摩耗?高硬度?耐腐食?絶縁性?ってそもそも何!?

EPISODE 04 肌を荒らし、他の金属を嫌うアルマイト

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