2025.04.22 更新

EPISODE 12

どんな業種でもOK?実はこんな製品にもアルマイト処理が使われています

「アルマイト処理」と聞くと、トリーさんはどんな業界で使われるイメージを持っているかな?

「航空機や自動車の部品」「工業用機械」など、いわゆる“ハードな製造業”のイメージですね

確かにそういった分野で数多く使われている。
しかし、実はもっと幅広い業界・製品で活用されているんじゃ。

今回は意外なアルマイト処理の使用例”をご紹介していく企画ですね?

その通り!

「うちの業種には関係ない」と思っている方こそ、読んでもらいたい内容です!

1.アルマイト処理ってどんな表面処理?

まずは簡単におさらいから!

アルマイト処理(陽極酸化処理)とはアルミの表面に酸化皮膜を形成し、耐食性や耐摩耗性、装飾性を向上させる表面処理技術じゃ。以下のように目的に合わせて使い分けする事が出来る。

2.実はこんなところにも?アルマイト処理の意外な使用例

① 医療機器部品

医療器具や検査機器の一部には、耐薬品性と清潔さが求められるんじゃ

アルミ製の部品にアルマイト処理を施すことで、薬液に強く、清掃しやすい表面にできますね。

表面を滑らかにしたうえでアルマイト処理を施すと更に異物付着を防ぎやすくなるのじゃ!

②食品加工機器

食品に触れる機器でも、耐腐食性・非粘着性が求められる

普通アルマイトやテフロン複合アルマイトシュウ酸アルマイトなどを使えば、清掃性が高く、異物混入リスクも軽減できますね

③アウトドア用品や自転車パーツ

アルマイト処理は、見た目もカッコよく仕上がり、カラフルな自転車部品や登山道具などに多数採用されておるのじゃ!

軽量で耐候性もあり、「機能」と「デザイン」を両立したい製品にぴったりですね!

④家電・インテリアパーツ

キッチン家電や家具のアルミパーツにも、高級感が出るとアルマイトは人気!

耐久性を上げつつ、金属の質感を活かした高級感ある仕上がりは素敵ですよね!

⑤ロボット・自動化装置の摺動部品

精密機器の中で可動するアルミ部品には、潤滑性のあるアルマイト(例:カシマコート)が適しているのじゃ

潤滑油が使えない環境や極低温・高温環境の摺動でも安定した動作が可能になりますね!

3.アルマイト処理、こんなときにオススメです

次のような目的をお持ちの方は、アルマイト処理の導入をぜひご検討ください。

  • 清掃性や耐薬品性がほしい
  • 製品の耐久性を上げたい
  • 外観に高級感を出したい
  • 潤滑剤を使わずに摺動性を確保したい
  • グリスが使えない環境で摩擦・摩耗対策をしたい

4.まとめ

アルマイト処理は、航空機や自動車だけの技術ではない事理解できたかな?

はい、あらゆる業種・製品に応用できる“機能性表面処理なのですね!

「製品の信頼性や質感をワンランク上げたい」とか「これまで使っていなかったが、実は相性が良いかも?」と感じた方はぜひ一度㈱ミヤキに相談すると良い

きっと新たな気づきが得られるはずですね。

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